上等部がドーム型のラウンドブーケ
主要な花が円のライン上にある
ラウンドブーケなどの上等部がドーム状になったいるものは、すべて高低差をつけながらも主要な花が花同士をつないだ円のライン上にあります。
この形をしっかりと意識することでブーケとしてまとまりがあり気持ち良い雰囲気のものが出来上がります。
また一番上にある花は最も美しい花・大きい花を使うことが多く、フォーカルポイントと呼ばれます。
このフォーカルポイントのある花をやや高めに作り、ウェディングブーケの花の中心にして放射線状に花が広がります。
きっちりと丸く作りこむのもよいですが、ところどころ段差がちょっとあったほうがリズムよく、きれいな雰囲気になると思います。
フォーカルポイントからブーケの持ち手まで
フォーカルポイントからウェディングブーケの持ち手(ステム)までが一直線上にあるようにブーケは製作されます。この一直線とドームがしっかりできていると、バランスのよいブーケができます。
この一直線のラインが中心となり、くるくると回してもブーケの外円が円を描きます。
また、こちらも持ち手のところは一点で、全ての花等がキュッとしっかりとまとめられていることが必須となります。
キャスケードブーケの下の流れの部分
下の流れの部分は二等辺三角形
キャスケードブーケなど下の花が流れるようにつなげてある部分をガーランドと呼びます。
この部分がウェディングブーケの上部の円の外円とフォーカルポイントと下の先端を線で結んだ三角形が大体二等辺三角形を描くとすっきりと美しいブーケといえます。
ここが四角形になったり、ゆがみすぎている二等辺三角形のブーケですと美しいウェディングブーケに見えることができません。
また、フォーカルポイントが最も美しい花・最も大きな花であり、先端の花は小さい花や葉が使われています。
フォーカルポイントから先端の草花への大きさのグラデーション(大→小)がきれいになされていることも、よいブーケを選ぶポイントとなるでしょう。
*ガーランド
花や葉をいくつもつなげて作る花綱のこと。
または草花をつなぐこと。
当店ではやや太めワイヤーで崩れなうようにしっかりとつないでおります。
ブーケのフォームの基本
最も美しい花の部分(フォーカルポイント)
ここが焦点となり、ウェディングブーケの見せ場とも言えるべき場所です。ここの花の印象でそのブーケの印象が決まってしまうといってもよいでしょう。
ゲストの目線から一番良く見える場所で、最も美しい花・大きい花・最も美しく見せるポイントをここに置きます。
一箇所で留める
ここ一箇所で全ての花や実、葉、ワイヤーなどがまとめられています。
ここをきちっと留めることできれいで崩れにくいウェディングブーケになるので大切なところです。
その上ここ一箇所で全てが留められ、左右均等の幅で花等が広がっていることが美しいブーケの大切な指標のひとつになります。
後ろに反らす
キャスケードブーケなどを作るときに意識したいところです。
持ち手を真上に伸ばしたラインより少し後ろに、花等を持ってきています。
ここがしっかり作られていないと、前のめりのなんとも不恰好なウェディングブーケになります。
ここがあることで安定感のある、花嫁様に持ちやすいウェディングブーケになります。
安心する形・花の配置
当店の作品は基本の形をきっちりと組み込んであり、花は崩れにくく、花嫁さまもゲストも安心してお使い頂けできるものをご提供しております。
熟練のフラワー装飾技能士が作り上げる美しいウェディングブーケの形をご紹介致します。